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【例幣使街道】

 「例幣使」とは、朝廷がつかわした、伊勢神宮の神前に捧げ物をもっていく使者のことである。江戸時代朝廷は、徳川家康の法要のため日光東照宮にも同じように勅使を派遣した。恒例となったこの派遣のため、京から中山道を通り、倉賀野宿より日光に至るまでの道を整備した。復路は日光道から江戸に入り、東海道を使って帰京した。春の東照宮例祭に合わせ、勅使が通る道のことを「日光例幣使道」とよんだ。
 なお、例幣使は京を4月1日に出発、15日に日光に到着した。 1647年から1867年の221年間、一度も中断することがなかった。

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第5日目
金崎宿→楡木宿→奈佐原宿→鹿沼宿→文挾宿=20.3km

月 日;

2012年8月27日(月)、晴

変なおじさん
区 間; 金崎〜楡木〜大門宿〜鹿沼〜文挾(=ぶばさみ)(鹿沼泊)
時 間; 5時間27分、20.3km(残り10.3km)
費 円;

9,215円
(内訳)京王線・つつじヶ丘=新宿 190円、交通費(新宿=東武金崎)1450円、蕎麦定食(昼食)1,000円、アイスクリーム200円、交通費(JR文挾=鹿沼)190円、鹿沼駅前「いせや旅館」4,500円、夕食(焼きそば+餃子+スープ+ごはん)700円、夜食235円、ドリンク750円(5回分)

歩 数;

35,613歩

06:23 自宅発
今日も暑い。予報では34度まで上がるそうだ。今年も暑い夏だ。
06:33 つつじヶ丘駅発
この時間、通勤客ばかりで比較的空いている。
06:58 新宿発
湘南新宿ライン宇都宮線は人身事故により不通になっている。
10:26 JR栃木駅
10:47  東武金崎駅着
着いた。自宅を出て4時間以上もかかってしまった。予想より1時間以上も遅れた。
 
金崎駅
     <東武金崎駅
この時間、乗降客は甚だ少ない
10:53 例幣使街道・金崎駅入口交差点
前回の終着点。国道131号線。暑い、とても暑い。ファィトーッ!
この時間、持参の温度計は35℃を指している。
直ぐ近くに「川嶋家の門」がある。実に立派な門扉だ。
 
門扉
門扉だけが残っている。昔はさぞや・・・・御大尽
11:03

吉沢家の壮大な古い家
国道293号線小倉橋・思川を渡る。

 
古い民家 橋
吉沢家(現在もお住まいになっている)
こんな大きな御宅は 掃除が大変だろうなぁって同情する。
一路、日光を目指して、国道293号線を進む。思川を進む
11:18 小倉橋を渡り終える。
ここから鹿沼市に入る
自動車がひっきりなしに往来する国道を歩くのは辛い。 ファイトーッ!
火傷しそうに暑い、助けてー!人殺しー
 
鹿沼市 釣り人
思川にかかる小倉橋を渡る
ここから鹿沼市に入る
思川は予想外に水が澄んでいる。
釣り人が大勢、たぶんアユを釣っている
11:27 磐裂根裂神社
難しい漢字の名前、なんとなくご利益がありそうだから賽銭を入れて拝んでおく。
すぐ裏手に「十九夜」の石碑(女人講)が5基並んでいる(下の写真・右)。何となく、色っぽい、かな?
 
番嶺イン 19夜
<磐裂根裂神社>
11:55 東北自動車道の下を通過。
気温 35・5℃。トラックが往来する国道沿いは更に熱い。
12:10 国道352号と合流
追分交差点
 
追分 花 花
12:20 楡木(=にれぎ)駅入口
12:25 成就院
新四国八十五番札所
お腹が空いてきた。
 
昌運寺
<成就院> たいそう立派なお寺だ。
12:35 「力鶴」という蕎麦屋に入る。
少々贅沢に「蕎麦定食」を注文する(下の写真参照)。アイスコーヒー付きで1,000円は実に安い!
 
蕎麦

ウッ!何という、ウマい蕎麦か?
地球上に、未だこんなにも美味い蕎麦が存在したのか?生きてて良かった!
街道歩きの昼食はこの「蕎麦定食」に限るのだ!

ウルトラC級のグルメで美食家のうちのカミさんに是非食べさせたい!この蕎麦定食。
この「例幣使街道」沿いにはウマい蕎麦屋がいくらもある。軒並み食べてみたい!

13:00 歩行再開、ファイトーッ!
熱い、国道歩きは猛烈にあつい。
 
街道 街道
13:30 奈佐原
温度計は37℃まで上がった。
熱いよー、助けてぇ!人殺し―
 
奈佐原
    奈佐原文楽のいわれ
 江戸時代奈佐原は例幣使街道(壬生通り)の宿として栄え、文化年間(1804〜1818)から操(あやつり)人形浄瑠璃が、地元の同好者によって演ぜられてきました。その後衰微しましたが、明治25年(1892)に吉田国造(西川小伊三郎)らの指導によって再興し、昭和28年(1953)栃木県民俗無形文化財指定、文楽人形頭(かしら)20頭が昭和33年栃木県有形文化財に指定され衣装などと共に「文楽用具収蔵庫」に保管されています。
13:38 樅山駅入口
13:50

大門宿

14:06 村井町交差点
もう直ぐ「新鹿沼駅」
14:15

東武新鹿沼駅入口
昔、何度か来たことがある、懐かしい

 
新鹿沼 鳥居

鹿沼指定有形文化財(建造物)
    星宮神社本田 一棟

 星宮神社は、古くから「虚空蔵尊(こくぞうさん)」として親しまれている戸張町の氏神です。
本殿は一間社流造で、屋根は銅板瓦棒葺です。桁行84センチメートル、梁間69センチメートルほどの大きさですが、彫刻とも総ケヤキ造りで、良材を使用したていねいな造りは重厚さを感じさせます。
 本殿全体に45点もの装飾彫刻がはめ込まれ、これらには奉納者の名前が刻まれています。右妻飾りの彫刻「桐に鳳凰」の裏面には制作年とみられる「天保14年」(1843)に墨書があり、また、右胴羽目の彫刻「高砂」には作者の石塚直吉吉明とその弟子石塚栄吉明儀の名前が刻まれています。これらの彫刻は本殿建造後に取り付けられたものと考えられます。
 本殿の建造年代は、この彫刻の制作年代や町内の古文書などから、寛政後半から文化初年(1800)頃と推定されます。
 星宮神社は、極めて小さな建物でありながら、地元彫刻師の重厚精微な彫刻で飾られた近世後期の典型的な社殿です。
    平成11年3月31日
        鹿沼市教育委員会

14:30 雲龍寺
直ぐ近くにある「みちの駅」でアイスクリームを食べる・・・・ウッ、何なんだ、このウマさ!
三つ星より十つ星を上げたい。竜宮城で乙姫様にお会いしたウラシマ・太郎ちゃんの気分、かな?
14:50

天満宮
下に記載の案内板を読んで欲しい。
この神社、いわば御利益ごとのデパートのよう、人の、特に女性の願望の全てを叶えてくれるとても有難い、少々欲張りの社である。 あーありがたや、ありがたや。
 これだけ御利益のある神社のことは内緒にしていたい。ちょっと他に教えたくないな!

 
天満宮 祠

                <鹿沼駅近くの天満宮>
  社名 厳島神社
  御祭紳 市杵島姫神
  創建 天文年間と伝わる
信仰
 本社は弁財天とも弁天様とも呼ばれ、信仰を超えてむしろ親しまれている。宝船に乗った七福神のうち、楽器をもっておられる美しい紅一点の女の神様である。この弁天様に願をかけ、努力すれば、きりょうやスタイルが美しくなるだけでなく、歌舞音曲はもとより、料理・裁縫・茶道・華道等、およそ女の芸事のすべてに上達し、その上良縁に恵まれ、よい子がさずかり、なお一生お金に不自由しなくなると、広く根強い信者を持っている。
    昭和58年10月1日 建立
        天神町自治会

14:58

御成橋・黒川を渡る

 
御成り橋
     <御成橋>
15:20 杉並木が始まる
15:55 富岡交差点
熱い。猛烈に暑い。
16:20

日光市武子11
日光杉並木街道入口

 
杉並木
ここから本格的な日光杉並木が始まる
16:55

JR文挾(=ぶばさみ)駅
杉並木入口のすぐ近くに「JR文挾駅」がある

 
杉並木 杉並木
「日光街道」のそれよりも立派な杉並木が残る
17:03

同駅発
この付近には泊まる所ない為 ここから鹿沼駅まで戻ることにする

17:10 JR鹿沼駅着
駅前の「いせや旅館」にチェックイン。朝食付きで4,500円
早速、駅前の中華そば屋で「焼きそば定食」(焼きそば+餃子+スープ+ごはん)700円、 夜食を235円を購入する。ちょっと贅沢かな?
ゆっくりと風呂に入り、冷房を効かせてグッスリと寝ることが出来た。ふー極楽だぁ!
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